そ よ 風 の ア ト リ エ
透明水彩画・・・吉沢三さ子 作品とその世界
( NO.277 2024.4.1 毎月1日更新)
【 桜 咲 く 】
3月に入ってまもなく、今年の桜開花日の予測が報じられるようになりました。2月が比較的暖冬だったので、
3月20日前後になるとのことでした。
ところが、寒の戻りが何度かあり、予測日の20日を過ぎても、桜開花の便りは届きませんでした。一番早かっ
たのが高知で、3月23日でした。私の住む東海地方、名古屋で開花宣言が出たのは、3月28日です。当初の
予測日を一週間ほど過ぎて、昨年より11日遅く、平年と比べても4日遅かったとのことです。
それでも桜は咲いたのです。新たな門出のこの季節に、その歩みを祝うかのように咲いてくれる桜。日本に生を
受けて良かったなぁ、と幸せを感じる桜の開花、その桜に今年もまた出会うことができたのです。
そよ風のアトリエへようこそお越し下さいました
このアトリエには、下記の部屋があります。ごゆっくりとご覧下さい
4月の部屋 百花のそよ風 (マネージャー余話) 第21 回 桜 そよ風に乗って(マネージャーの独り言)
風誘讃花一覧 100回記念の部屋 そよ風の小径 そよ風の小径 パート2 新エッセイの部屋一覧
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吉沢 三さ子 プロフィール
出身地 : 長野県佐久市 (1949年7月生まれ)
日本画家、飯島三友(江戸末期~明治・大正)を曾祖父に持つ(参考エッセイ「三さ子の三とは」)
東京のデザイン学院でイラストを学び、テレビ局(テレビ東京)でデザイン画を担当
1973年、結婚を機に職場を離れ、子育ての傍ら独学で水彩画に取り組む
豊橋に転居した1979年から本格的に水彩画の創作活動を始める(参考エッセイ「俺、お前の絵、好きだよ」)
名古屋市で NHK文化センター名古屋 水彩画教室講師 (2006年~2019年)
豊橋市で NHK文化センター水彩画教室講師 (1997年~2023年3月)
昨年2023年4月から 「くらしときめきアカデミー豊橋」で水彩画教室講師 第2第4水曜日13:00~15:00
【 ヒ ヤ シ ン ス 】
毎年3月になると、ヒヤシンスの鉢植えを求めて花屋さんに出かけます。まだ莟が硬いのを一鉢、ていねいに選んで購入
するのが、年中行事になりました。
ヒヤシンスはユリ科の花で、繊細な形状をしているので描くのが難しいのです。それで莟のうちから観察を始めて、ようや
く開いてきたのを確認すると、スケッチを重ねて私なりの形が出来上がる、というわけです。
今年も良い形の花を手に入れることができ、ご満悦の体で帰宅。さあ、どんな絵を描くことができるかな、と開花のときを
心待ちにしていました。今回私が選んだのは、紫色のヒヤシンスです。1~2月は蝋梅を皮切りに、菜の花、ミモザ、水仙と
黄色い花が続きのですが、3月の声を聞くと紫が増えてくるように思われます。
さて、寒の戻りを迎えた日の朝、待ち兼ねたヒヤシンスが開花しました。早速スケッチをしようと対面してびっくり! なんと
それは今までに見たこともない八重咲きであったのでした。よく見ると確かに添付されていた札には「ゴージャスな八重咲き」
と言う説明書きがあるではありませんか。長年かけて生み出された新種なのかも知れません。新種の開発には多大な努力
が必要との話を伺ったことがあります。でも、残念ながら私の好みではありませんでした。スケッチも中断です。
いずれにせよ、今回のことはもっと注意深く見て購入しましょう、と言う反省ばかりが残りましたが、もしかしたら毎日ゴージ
ャスヒヤシンスを見ているうちに、「ちょっと描いてみようかな」なんて気持ちが頭をもたげてくるかも知れませんね。
約束はできませんが、どうぞ お ・ た ・ の ・ し ・ み ・ に
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