そ よ 風 の ア ト リ エ
透明水彩画・・・吉沢三さ子 作品とその世界
( NO.278 2024.5.1 毎月1日更新)
【 四 季 の 国、日 本 】
今年は3月下旬に寒の戻りがあって、桜の開花が遅れました。満開は4月に入ってから、という桜の名所も
多かったようです。そして満開の桜が強い雨と風にさらされ、あっという間に散ってしまいました。とても短い
桜の季節でした。
「 夏の次に冬が来て、冬の次に夏が来るような日本になった 」そんな言葉をどこかで耳にした気もします。
大型連休の天気予報でも、夏日や真夏日になる日があるかも知れません、と気象予報士が語っていました。
夏が終わり冬が来る前の秋、寒い冬に耐えて迎える春、この二つの季節があってこそ四季の国、日本です。
その四季と花を描く水彩画展を今月の28日(火)から、豊橋市美術博物館で開催します。今、その準備に
追われる中でのホームページ更新となりました。来月は間違いなく展覧会特集となりますが、今月は中途半
端な状態での更新です。名残の桜や、展覧会に出展するかも知れない作品も含まれている、5月のアトリエを
お届けします。5月以降、天候不順も解消されて本来の四季の国、日本に戻って欲しい、と切に願っています。
そよ風のアトリエへようこそお越し下さいました
このアトリエには、下記の部屋があります。ごゆっくりとご覧下さい
5月の部屋 百花のそよ風 (マネージャー余話) 第22 回 スズラン そよ風に乗って(マネージャーの独り言)
風誘讃花一覧 100回記念の部屋 そよ風の小径 そよ風の小径 パート2 新エッセイの部屋一覧
このホームページ内の作品は著作権法により、無断使用をご遠慮下さい 2024年 5月1日更新 |
吉沢 三さ子 プロフィール
出身地 : 長野県佐久市 (1949年7月生まれ)
日本画家、飯島三友(江戸末期~明治・大正)を曾祖父に持つ(参考エッセイ「三さ子の三とは」)
東京のデザイン学院でイラストを学び、テレビ局(テレビ東京)でデザイン画を担当
1973年、結婚を機に職場を離れ、子育ての傍ら独学で水彩画に取り組む
豊橋に転居した1979年から本格的に水彩画の創作活動を始める(参考エッセイ「俺、お前の絵、好きだよ」)
名古屋市で NHK文化センター名古屋 水彩画教室講師 (2006年~2019年)
豊橋市で NHK文化センター水彩画教室講師 (1997年~2023年3月)
昨年2023年4月から 「くらしときめきアカデミー豊橋」で水彩画教室講師 第2第4水曜日13:00~15:00
【 薔 薇 と 共 に 】
「 しばらくは 薔薇の心と なる日かな 」 十数年前に朝日新聞の俳壇で入選句として紹介された俳句です。
「ああ、あなたもですか」と共感を覚えながらメモしておきました。薔薇の心となる日々・・・薔薇は大好きな花のひとつです。
その薔薇を描くときは薔薇の心となる。また、いろいろな花にチャレンジしてきましたが、その度にその花の心となって描いて
きたものです。もっとも、ほとんどがこちら側の一方的な思いに終わり、相思相愛の思いで描けるのは数少ないのです。
今、私の周りには多くの薔薇があります。ベランダで育てたもの、花友が家の庭で咲いたのを届けてくれたもの、花屋さん
で購入したもの・・・とさまざまですが、共通しているのは、そのどれもが描くエネルギーを与えてくれることです。花の公園で
出会った見事な薔薇をカメラに収めてきて、実物大にプリントアウトして描いたこともありました。
あと一ヶ月足らずで3年ぶりの個展が始まります。その展覧会ではそうした薔薇の作品も展示します。
「あら、この薔薇はうちの庭で咲いていたのと一緒よ!」何て声が聞かれるかも・・・。
今月は、薔薇に限らず、多くの花の心となる日々が、もう少し続きます。
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