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失敗から学ぶ!看護師歴10年でも日々勉強

長崎県長崎市で看護師として働く40代女性
小児科5年、内科2年、整形2年

アルバイトを含め看護師経験は約10年です。
私は看護師になった理由が、大学受験に失敗して滑り止めで受かっていたのが看護学校だったために入学して看護師になったという背景があったので、あまり看護師に対する情熱がなく、始めの2年間くらいはいつも看護師に向いていないと感じていました。

子どもの患者さんからショックな一言「看護師さんへたくそ」

小児科のときは、約500床ある総合病院で教育制度が整っているところでした。
看護学校の実習でも小児科に行ったことはあったけれど、内科や外科に比べると時間は少なかったし、ほとんど未知の世界だったと言えます。
そのために小児科に配属になった時はショックでした。
小児科の看護師になって一番大変なこと、それは誰でも経験する通過点だと思うのですが、小児の点滴、つまり血管確保が大変だということです。
小さな小児の血管確保は血管が見えないし、肌がプクプクして全く無理でした。
大きな子供になると今度は押さえつけながら針を刺さなくてはいけないのでそれもまた大変でした。
そしてある時、わたしが先輩看護師のもとで指導を受けながら血管確保をしているとき、続けて3回失敗したのです。
もうあとはないと思いました。
患者は6歳くらいの男の子でした。
その子供から「看護師さんへたくそ、あっちいけ、誰か代われ」と言われた時には凄くショックでした。

看護師として失敗から学ぶことが多い

続けて3回血管確保を失敗した時にはまだプリセプターで教育を受けている途中だったので、その日の出来事として記録をプリセプターに提出しました。
先輩からは小児科なら誰もが通る道だから落ち込まないように言われました。
それは仕方ないし、これからうまくなっていけばよいと別に注意をされることもありませんでした。
子どもの患者さんから言われた「看護師さんへたくそ」の言葉には落ち込みましたが、私だけではないことがわかり少し気持ちが楽になりました。
そしてそれ以降、子どもの点滴は負担にならないようになるべく手早く終わらせる方がよいと思い、先輩の血管確保の手技などをよく見るようになりました。
特に小児科の部長は高齢であまり目も見えない、手には老化の震戦がある、でも血管確保は上手なんですよね。
そのためにどのように血管を見極めているのか、どのような角度で血管にさしているのかなどをよく見るようになりました。

看護師として経験を積む事

看護師になりたてのころは、看護師に向いていないと思っていましたが、気づけば10年以上続けています。
それだけやりがいがある仕事です。
そして、医療は日々進歩しているので、毎日が勉強です。
大切なのは看護師として失敗も成功も経験を積むことです。
ある程度時間がたつと経験できなくなることって有るので、早い段階で先輩にどんどん声をかけて経験させてもらったらいいと思います。