The air does not come to me.The air is not coming to me.この違いは?
普通に考えると、単純に最初の文章は「現在形」、2番目の文章は「現在進行形」で、日本語に訳すと
The air does not come to me.
「空気が私のところに来ない」
The air is not coming to me.
「空気が私のところに来ていない」
というふうになる・・・・・・ と思っていた私。
実は、全然違う意味だということを学んだ。
日本語の言い方と同じ感覚では、全く違う状況の意味になってしまうこともあるんです。
旦那とレストランで食事をしていた時のこと。
(日本語の訳は「直訳」ではないので、英語文と異なる言葉を使っていますが、「私が日本語で会話する場合だったらこんな感じで言うだろう」 を、もとに訳しています)
旦那: (左腕を、右手でさすりながら)
It's very cold here.
ここ、すごい寒い
と、いいながら天井を見上げていたので私も見てみたらエアコンが近くにあるので、どうやらエアコンの風が直接あたっていたらしい。
旦那:
Aren't you cold?
寒くない?
私:
No.
The air doesn't come to me, so I'm not cold.
旦那:
What? No no no,
"ISN'T" not
"DOESN'T".
え? ちがう、ちがう、 「doesn't 」 じゃなくて 「isn't」 だよ。
私:
Why not?
なんで、「doesn't」 じゃダメなの?
旦那:
Because when you say "The air doesn't come to me", it means "no air and you can't breathe". So you should've said "The air isn't coming to me." It's different meaning.
「The air doesn't come to me」 ていうのは、「空気がなくて、息ができない」という意味になるんだよ。だから「The air isn't come to me」 が正解。意味が違ってきちゃうんだよ。
「The air does not come」 は、「空気が私のところに来ない」で合っているけど、意味は、例えば水中にいる時空気が全くないという状況と同じになるとのこと。
私が言いたかったニュアンスとは全く違う意味を、言ってしまっていた。。。。
確かに「空気が来ない」の意味は、「空気がない」という意味にもなるけど日本人って、たとえ今現在起こっていることであっても、ふつうに「~が来ない」という表現をするので、私としてはどうして「空気が来ない」=「空気が全くない」になってしまうのか、ちょっと不思議だった。
そこで、じゃぁ、「The air (空気)」という単語が悪かったんだ・・・
日本語だったら「エアコンの風私のところに来ないから、寒くない」と言うだろうから、「The air」の代わりに「The AC wind」であれば問題ないんじゃないの?
「The AC wind doesn't come to me, so it's not cold. (エアコンの風が私のところに来ない)」 と言えばいいんだ!と思って旦那にきいてみた。
私:
So I should've said "The AC wind" instead of "The air".
じゃあ、「The air (空気)」 の代わりに 「The AC wind (エアコンの風)」 って言えばよかったんだ。
旦那:
Hmmm no, it's still not good.
ん~~~、まだおかしい。
Because the AC is on and working now, so it still has to be "ISN'T".
だって、エアコンがついてて今動いてるんだから、「ISN'T」じゃないと。
But the best way to say is;
I don't feel the air from the AC.
I don't feel the AC wind is blowing to me.でも、一番いい言い方は、
私はエアコンからの空気を感じない。
私はエアコンの風が私の方へ吹いているのを感じない。
とのこと。。。。
日本語では、こういう言い方はしないですよね。
こんなふうに、日本人としての感覚や知識で同じように英語を話すと、全く違うニュアンスで伝わってしまうことがある。
だから、よく英語を勉強しはじめたばかりの人は、「まず日本語で言いたいことを考えて、それから文法を考えて、そこから初めて英語の文章を完成させてから、話す。。だから大変だ。。。」という考えの人が多いと思うけど、
全くその必要はない! といっても過言ではないかもしれない。
実際、英語の映画やTVドラマで字幕をみていて、
書かれている日本語と実際に話している英語が違うことが多い。
だから、「英語を話せるようになる」のを目標として単語や文法ばかり勉強していても、果たして、じゃぁ、
「ネイティブの人とコミュニケーション」をとることも同時にできるようになのか?
私個人的な意見としては、それは違う と思う。
もちろん、単語力や文法も大事だけど、それはTOEICや何かの英語検定試験を受けるためでなくコミュニケーションが目的なのであれば、全然後回しでもいい。それより、実際にどういう表現をしてるのか聞いて、まるで歌詞のように覚えることのほうに力を入れたほうが、早いと思う。
あくまでも私個人の意見なので、もちろん人によっては全然違う方法で学んだ方が効果的な場合もあると思うので、そういう方たちがこれを読んでくれている場合は、聞き流してください!