検索エンジン ベスト10を選ぶ

注: このページは平成10年12月にヤフーに登録(掲載)されましたが 平成15年12月に登録から抹消
されました。 登録された平成10年当時 ホームページのアクセス数を増やす為には ヤフーを始めとする
ディレクトリ型検索エンジンに登録されることが極めて重要でしたが その後 googleを始めとする
ロボット型検索エンジンが主流となり 状況が様変わりしました。 従い ヤフーの登録から抹消された
ことは コンテンツ内容に現実との違和感が生じつつあったので致し方ないと思っています。 5年間も
登録(掲載)していただいたことを今は感謝していますし 既にこのページの役割は充分果たしたので 
思い残すことはありません。 アクセス数を増やす為に 検索エンジンをどう利用すべきかを知る上で 
このページは今でも参考になる内容であることに変わりないと思います。 

個人のホームページを検索エンジンに登録し 最も効率的にアクセス数を増やすには どの検索
エンジン(サーチエンジンとも言います)を選び 登録すべきかご存知ですか?

この情報を私は探しましたが なかなか見つけることが出来ませんでした。 橋本大也氏の
HP「アクセス向上委員会」では 百のアクセス向上策を説明していますが 一番肝心な どの検索
エンジンを選び登録すべきかということについて 今日現在 全く触れていません。  ヤフーがベスト
であることは誰でも知っていますが 個人が開設したホームページのアクセスを増やす為に選ぶ 
ベスト10の検索エンジンは何か というのがこのページのテーマです。

(尚 このページを初めてアップロードしたのは 平成10年12月でしたが その後 検索エンジンの状況は
様変わりしたので 平成14年7月に内容を大幅に見直し update しました。)


武田雅裕氏が運営するHP「サーチエンジン一発登録・一発太郎」は ホームページを主要な検索
エンジンに無料で一括登録代行してくれる存在として有名です。 同氏はHP「Ultra Ranking」も運営して
おり その中で 「アクセス元サーチエンジンについて」 として分析結果を平成10年11月に初めて
発表し 平成11年1月と6月に改定しています。  Ultra Ranking に登録されている5000近いホーム
ページが 一般ユーザーに閲覧される時に どの検索エンジン (即ち アクセス元) を利用したかとい
う分析で 最新の改定では平成11年6月7日から6月13日までの7日間 470万程のアクセスデータ
を元にした かなり信頼できるものです。 それによると アクセス数を増やす為に選ぶべき ベスト10
の検索エンジン は以下と解釈できます。

    検索エンジン ベスト10  {デイレクトリ型:D型 ロボット型:R型 の如く略称}

             (シェア%は上位14からのアクセス合計を100%としたもの)
 1位  ヤフー  58% D型。 R型Googleと提携
 2位  インフォシーク  10% DR型併用
 3位  Goo   8% DR型併用
 4位  OCN navi(廃止)   7%
 5位  ネットプラザ   3% DR型併用。 R型Googleと提携
 6位  Lycos   3% DR型併用
 7位  エキサイト   3% R型。 Googleと提携
 8位  フレッシュアイ   2% D型。 R型は中止
 9位  ネットアイランド   1% D型
10位  オリオンズURL広場(廃止)   1%
11位  Telecom Search(ODN)   1% D型
12位  インフォナビゲーター(廃止)   1%
13位  CSJ Index(廃止)   1%
14位  ドラゴン ネックスト(廃止)   0%
     合計 100%
                                                  
     全てのアクセス (シェア%は検索エンジン ホームページからのリンク ブックマーク
                 メールマガジン 直接など全て含めたアクセス合計を100としたもの) 

ヤフー   6.9%
ヤフを除く検索エンジン上位13社  5.0%
その他 88.1%
    合計   100%
                                  
武田氏の「Ultra Ranking」では 上位15の検索エンジンを示していますが 検索エンジンでない
ネットスケープを私が除外しました。 この除外されたネットスケープのシェア1%が除かれているので
上記した上位14の検索エンジンのシェア合計は正しくは99%です。  ネットアイランドの9位 
シェア1%はネットアイランドに登録されている ホームページのアクセス元サーチエンジン という調査
の性格上 discountして考慮すべきです。

こうした中で 検索エンジンのベスト10 (又はベスト14) をどう評価すべきか 私の見解を述べます。

1. 個人のHPを検索エンジンに登録するなら 上記の14エンジンを優先して選び登録すべきです。 
アクセス元サーチエンジンとして上記14エンジンを武田雅裕氏が発表したのは平成11年6月の時点
であり その後 平成14年7月の時点で見直したところ OCN navi オリオンズURL広場 
インフォナビゲーター CSJ Index ドラゴンネックスト の合計5検索エンジンが廃止(サービスの中止)
されています。 従い 個人のHPを検索エンジンに登録するなら 「残りの9検索エンジン」を選ぶべき
です。

2. 上位14の検索エンジンからアクセスされる 実に58%をヤフー単独で占めています。ヤフーに登録
して貰えないと アクセス向上は至難であり HPをヤフーに登録できれば 他の検索エンジンに登録しな
くても アクセス向上はかなり楽となります。 デイレクトリ型検索エンジンであるヤフーはロボット型検索
エンジンとして人気の高いGoogleoと提携し ヤフーのキーワード検索で探せないものについては 
ロボット型検索エンジンGoogleによる検索結果を自動的に表示するようになりました。 デイレクトリ型
検索エンジン(登録型検索エンジンと呼ぶこともあります)というヤフーの限界を ロボット型検索エンジン
のGoogleが補う提携関係により ヤフーは磐石の体制を整えたと言えます。

3. 上記した「残りの9検索エンジン」以外の検索エンジンに登録してもアクセスを増やす上でほとんど
効果ありません。 「残りの9検索エンジン」にのみ登録すれば 全ての検索エンジン(300ほどあると
推定)に登録した場合と比べて アクセス数はほとんど変わりません。 検索エンジンへの登録は
この9エンジンだけで十分であり これ以外を登録しても時間の無駄です。 

4. 上位14の検索エンジンから得られるアクセスは全アクセスの中で12%しかありません。
全アクセスというのは 検索エンジンからのアクセスだけでなく 個人の運営する厳選リンク集 個々の
ホームページにあるリンク集 ブックマーク メールマガジン 直接URL入力などを含めた全てのアクセス
を含みます。 ホームページを作成し どこからアクセスを得られるかというと 300ある検索エンジン
全てに登録しても 検索エンジンから得られるアクセスは20%以下であり 残りの80%以上の
アクセスは検索エンジン以外のリンク集 個々のホームページのリンク ブックマーク 直接URL入力
などからのアクセスとなっています。  と言うことは 検索エンジンに登録するだけではアクセス数を
劇的に増やせないということであり HP「アクセス向上委員会」が勧めているようなアクセス向上策を
個別に地道に実施することがアクセス向上に必要です。  検索エンジンから得られるアクセスは 
アクセス全体の20%以下というのは 一般論の平均という意味であり 個別のサイトにより異なります。
ヤフーのカテゴリー「米国公認会計士」に登録されているMK氏のHPでは 全アクセスの内 実に45%
がYahoo!からだそうです。 

5. 全アクセスに占める検索エンジンのシェアが予想外に低い理由として ヤフーなどのディレクトリ型
の主要検索エンジンが登録するホームページは 極めて少ないということがあります。 又 検索エンジン
の使われ方にもあります。 例えば あなたが特定のテーマについてインターネットで調べようとした
場合に 先ずヤフーなどの特定検索エンジンで該当テーマが載っているホームページを選択しますが
それ以降は 選択したホームページに載っている特定テーマのリンク集を使うのが 極く普通です。 
インターネット利用時に検索エンジンを使うのは 入り口(スタート時)のみであり その後は 
ネットサーフィンでほとんどの時間を費やしている現実を考えると 検索エンジンからのアクセスが何故
少ないのか分かります。 従い 自分のHPと同じテーマを扱った他のホームページにリンクして貰うこ
とが 検索エンジンに登録するよりアクセス向上にはむしろ有効です。 ネットサーフィンからのアクセス
が全アクセスの中心ということは 同じテーマを扱うホームページ間で 相互リンクの網を張れば 
アクセスを効率的に増やせます。

6. 全アクセスに占める上位14のシェアは1998年11月 18%であったのが 1999年1月 13% 
6月 12%と漸減傾向にあります。 一般的には検索エンジンより リンク集を使ったネットサーフィンに
よるインターネット利用が主流となりつつあり 全アクセスに占める検索エンジンのシェアは 今後も減少
傾向が続くと思います。 検索エンジンのシェアが低下傾向にある理由は 別の見方をすると ここ最近
低レベルな見るに耐えない個人のホームページが増え 検索エンジンで探すより 雑誌などに掲載され
る個人の厳選リンク集等からネットサーフィンする人が増えているからのようです。 インターネットで検索
エンジンの地盤が沈下しているということであり 検索エンジンを運営している各社はこの傾向を認識し
OCN navi オリオンズURL広場 インフォナビゲーター CSJ Index ドラゴンネックスト ODiN の如く
検索エンジンから撤退したり あちゃらNAVIの如く検索エンジンから撤退しイサイズというポータルサイト
を発足させたりしています。 各社のポータルサイト争いについては 別ページのテーマ
「ポータルサイト ベスト10を選ぶ」 をご覧ください。

7. ロボット型検索エンジンの多くは ホームページの登録申請を受け付けていますが ロボット型で
あれば 例え申請がなくても自動的に登録します。 デイレクトリ型は人間の判断で登録するかを決め
ますが ロボット型はホームページが保管されている各サーバーにロボットが巡回しホームページを
自動的に集めるからです。 ロボット型検索エンジンが登録申請を受け付けているのは ロボットによる
収集忘れを回避する為で 登録申請しなくても先ず大丈夫ですが 申請しておいた方が確実です。 

8. 上記した「残りの9検索エンジン」の内 ロボット型とディレクトリ型を併用しながら ディレクトリの登録
申請を受け付けていない インフォシークとGoo は登録申請する必要ありません。 登録申請すべきは
残る ヤフー ネットプラザ Lycos エキサイト フレッシュアイ ネットアイランド テレコムサーチ(ODN)の
7検索エンジンのみということになります。 この内 ネットプラザ エキサイト フレッシュアイ 
テレコムサーチの登録申請は有料であり 個人の非商業サイトを無料で登録申請できるディレクトリ型
検索エンジンは ヤフー Lycos ネットアイランド の三つだけです。
 無料で登録申請できる
ディレクトリ型検索エンジンの中で ヤフーは抜群のアクセス効果を生む抜き出た存在であり ヤフー登録
に多くの方が拘るのは こうした厳然たる事実からです。 

9. デイレクトリー型検索エンジンであるヤフーは 新サービス「ビジネスエクスプレス」を平成13年5月
よりを発足させ 営利を目的としてホームページの登録を有料にしました。 料金は サイトの内容が 
アダルト 風俗 健康食品 ギャンブル エステティックサロン であれば15万7500円 その他の内容で
あれば 5万2500円です。 個人が作成した非営利サイトの登録は今のところ無料ですが 将来は有料
となるかも知れません。 ネットプラザ フレッシュアイ エキサイト テレコムサーチ(ODN) もディレクトリ
登録を LookSmart社のサービス を利用し有料化しました。 LookSmart社の登録審査料は32000円で
営利サイトだけでなく 個人の非営利サイト登録も有料(同額)です。 LookSmart社のサービスを使い
32000円を払ってでも 個人の非営利サイトをディレクトリに登録する価値があるかとなると 私は無いと
断言できます。 同額でヤフーのディレクトリに登録して貰えるなら 話はチョット別ですが・・・・・・。
デイレクトリ登録を有料化する動きの中で  ロボット型検索エンジンGoogleは 皮肉にも 併用している
Googleディレクトリへの登録申請を無料にしています。

10. ヤフーの問題は ホームページの登録を申請されても ほとんど登録しない厳しい審査にあります。 
登録申請するカテゴリー(例えば「ホームページ作成」)によっては 最近まったく登録してません。
個人のホームページは ヤフーに登録して貰えない限り かなり情報発信を制約されます。 ホームページ
を作成しても 多くの人に情報発信できないなら意味がありません。 ヤフーに登録して貰う為に ヤフーに
気に入って貰えるようなコンテンツを意識して作るようになっては 本末転倒です。 この件については
別の頁(テーマ)にある 「ヤフーは墓穴を掘っていませんか?」 を是非ご一読ください。

11. 検索エンジンとして ヤフーの独占的な地位が将来も揺るぎ無いものであるか 興味深いです。
将来(5年または10年後に) もしヤフーを脅かす検索エンジンが現れるとしたら ヤフーの如き
ディレクトリ型(登録型とも言います)か 或いは Googleの如きロボット型か どちらでしょうか? 
ロボット型は使い勝手が悪いと指摘されていましたが Googleの如き使い勝手の良いロボット型も
現れており 将来 ヤフーに対抗できる検索エンジンは 情報量が豊富で使い勝手の良いロボット型
だと私は思います。 

12.ヤフーを含めたディレクトリ型検索エンジンのジレンマは 掲載(登録)基準を甘くするとロボット型の
ように 玉石混交(実態は ほとんど石ばかり)となって使い勝手が悪くなり 基準を厳しくすると 最新の
HP情報を得難くなるという問題です。 登録(掲載)基準が甘かったデイレクトリ型検索エンジン 
CSJインデックス あちゃらナビ ドランゴンネックスト iNET インフォシーク Goo等は こうした問題から
撤退または登録の受付け中止に追い込まれています。 ヤフーが掲載基準を厳しくしているのは 同じ
轍を踏まない為です。 一方 ロボット型の検索エンジンである Google Netplaza  INFOSEEK  EXCITE
LYCOS  などはデイレクトリー型(登録型)の機能も加え 登録されているホームページのランク付けや
特選HPの設定などにより ロボット型の欠点を最近では補っています。 私のホームページは
インフォシークとライコスのデイレクトリに登録されていますが 私から登録申請したものではなく 各社の
判断で登録されています。 今やディレクトリ型かロボット型という検索エンジンの区分は難しくなりつつ
あり 全ての主要検索エンジンが デイレクトリ型・ロボット型併用の如くなりつつあります。 

13. 将来 ヤフーに対抗できる検索エンジンは Googleなどのロボット型であろうと述べました。
ロボット型検索エンジンによる 玉石混交の検索結果という問題を改善させる為に Google等 は
「重要度の高い情報順に検索結果を表示」 というアルゴリズム(プログラム)を用い かなり改善してい
ます。 「デイレクトリ型」に比べ「ロボット型」検索エンジンは 使い勝手が悪い というのは過去のことに
なりつつあります。 今では 例えヤフーに登録できていなくても Googleなどのロボット型検索エンジンを
使ってあなたのホームページにアクセスする数は平成11年6月の時点に比べ 格段に増えている筈です。
ホームページのアクセスを向上させるには 登録して貰える可能性がほとんど無いヤフー登録に拘る
より 自動登録であるロボット型検索エンジン 特にGoogle等からのアクセスに拘るべきです。 
ロボット型検索エンジンはホームページを自動登録しますが 検索結果の上位にあなたのHPが掲載
されるかどうかで アクセスの多寡が決まります。 詳しくは 使い勝手の良さという観点からロボット型
検索エンジンを評価した 別ページのテーマ 「ロボット型検索エンジンを個別評価した衝撃」 を是非
ご一読ください。

14. このページは 武田雅裕氏が「アクセス元サーチエンジン」として平成11年6月に発表した分析
結果をベースにしたもので その当時 今 大人気のGoogleは存在していませんでした。 それ以来
検索エンジンの世界で起きた大きな変化は 
         (1)多くの検索エンジンが淘汰または廃業した
         (2)ロボット型検索エンジンの使い勝手が改善されGoogleなどの利用者が急増した
         (3)ディレクトリー型検索エンジンの多くが登録を有料化した
の三つです。 Googleはヤフー ネットプラザ エキサイトと提携関係にあります。 情報を検索する主流は
ヤフーの如きディレクトリ型から Googleの如きロボット型の検索エンジンに移りつつあります。 Google等
を含めて 「アクセス元サーチエンジン」について最新の調査をすれば 結果はかなり異なる筈です。 
しかしながら データを最新のものにupdate しても 既に述べた 「登録申請すべきアクセス向上に効果
のある検索エンジンは ヤフーのみで 他の数ある検索エンジンには登録しなくても アクセス数
は変わらない」
という結論は同じです。 ロボット型検索エンジンには登録申請する必要なく 
ディレクトリ型検索エンジンでアクセス向上に影響力を持つのは ヤフーだけだからです。


個人で非営利のホームページを開設した人は 誰でも アクセス数をどうしたら向上できるのか 一度は
悩みます。 私の体験をベースに書いた 「アクセス向上にアクセスしない方法」  の中で 「究極の
アクセス向上策」 を提言しましたので  もし興味あればご一読ください。。
 
尚 このページで使用した「Ultra Ranking」のデータ引用については ウルトラランキング実行委員会の
事前許可が求められており 許可を得ました。 もし この文章を読まれた方が同じデータを孫引用さ
れるなら 事前に同委員会(ultra@wink.ne.jp)の許可をとっていただきたくお願いします。

追記: 他人の褌で相撲を取った感のするこのページが ヤフーに平成10年12月15日に 幸運にも
登録されました。 登録されたカテゴリーは 私が「検索エンジンの比較」を申請したのに対し ヤフー
事務局は 「ホームページ作成: アクセス向上」に登録しました。 このカテゴリー「アクセス向上」は
色々とあるヤフーカテゴリーの中でも人気の高い特等席(?)であり 私としては好都合でした。

ご意見ご感想を下記アドレスまでいただければ幸いです。 

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