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2024年04月25日
メキシコペソ押し目買い
メキシコペソ円は9.3円台まで値上がりして08年10月以来の高値を更新した後、9.1円台まで軟化する展開になっている。中東情勢の不安定化、米金利上昇などで投資家のリスク選好性が後退する中、新興国通貨市場でも持高調整の動きが活発化した。しかし、短期筋の持高調整が一巡した後は、押し目を買い拾われている。メキシコの政策金利は11.00%と極めて高い水準を維持しており、年内追加下げが見込まれているものの、緩やかな利下げに留まる見通し。原油高環境で産油国通貨としても投資人気は高い。米中対立による製造業の生産拠点としての重要度も高まる。改めて高値更新に向かうとみる。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03・3543・9111まで。 |
2024年04月24日
白金の押し目買い
白金相場は一時1000ドル台に乗せた後、調整売りで900ドル台前半まで下押しされている。金相場が過去最高値を更新し、工業用金属市場にも投機マネーの流入が活発化する中、ようやく白金やパラジウム相場も値上がり圧力が発生し始めている。一方で1000ドル台では戻り売り圧力が強く、結果的にボックス相場を抜け出せていない。ただし、900ドル水準が底値圏との評価は着実に強化されている。金相場との価格差は過去最大まで膨れ上がっている。世界の産業サイクル改善で銅相場は2年ぶりの高値を更新している。白金相場も乱高下を繰り返しながら、1000ドル台へのレンジ切り上げを打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。 |
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