1.用意するもの
(まずは適当に)
@葡萄:たくさん。絞ってジュースにして1リットルぐらい欲しいから、甘くて美味しいものをまあ適当にたくさん。
Aワイン酵母:ドライイーストで十分。2グラム、小匙一杯に足りないぐらい。
B仕込み容器:ペットボトルなり酒瓶なりで。出来るだけ空気に触れる面積の少ないものを。
C葡萄を葡萄ジュースにする道具を何か。
2.仕込み
(深く考えずに)
@綺麗に洗った葡萄の皮を剥き(農薬が怖いので、赤ワインにはしなかった)、絞る。
(葡萄ジュースにするわけだが、えらく手間がかかった。軽く潰して一昼夜置き、それを
家にあった果物ジュース製造器なんてけったいなもので絞ってみたが、レモンやオレンジと
違って形が崩れるだけで果汁など取れやしない。某サイトで言っていた通り、皮むき葡萄を
ミキサーにかけ、キッチンペーパーなり布巾で漉すのが一番かと思う)
ちなみに赤茶色の泥水のような葡萄ジュースが取れても、酸化しているだけであって気に病む必要は無い。
A少量のお湯に入れ、自然と泡立たせたイーストをジュースに投入。それを仕込み容器に入れ、コップを
逆さにかぶせるなり、ラップで瓶口を包んで空気穴を爪楊枝で空けるなりする。
なお、もともとの蓋で完全密封などはしないこと。爆発するから。
B十日から半月もすれば、下に澱が溜まりジュースは幾らか澄んでくる。その上澄みを別容器に
移せば、自家製ワインの完成。
3.突っ込みどころ
@生食用葡萄とワイン用の葡萄は違う。
だからどうした、である。巨峰を用いたが問題は無かった。ただ、出来るだけ甘い上等の葡萄を
使うことをお勧めする。――隣の畑のお爺さんに感謝。
A澱引きは数度、三ヶ月ぐらいやった方が良いのでは?
らしいが、飲むだけなら一回目で十分。そこいら辺は密造酒家としてのあなたの拘り次第で御自由にどうぞ。
B砂糖を加えなくとも良いのか?
糖度計によるチェックなどもあるらしいが、深く考えずともワインは造れ
る。
――もともと葡萄の皮には天然のワイン酵母が潜んでいる。葡萄ジュースを放っておいたら
何時の間にかワインになっていたと言う話もあるぐらいだ。
以上で自家製ワインは造れる。このとき使用した葡萄が実に良いものだったためか、
甘口濁りワインといった風の素晴らしい一本が出来た。
なお同時に葡萄と林檎の100%濃縮果汁還元ジュースを買い、それぞれイースト、半個分のレモン果汁
と砂糖200グラム程を適当に加え仕込んでみた。結果は加糖し過ぎたか発酵させ過ぎたか、今二つな
出来。くどいぐらいに甘すぎやせんか、紙パックの果汁ジュースよ。
ともかく葡萄をジュースにするところが一番大変であったが、後は楽なものだったと言っておく。
最後に無断リンクになるが
こちら
と
こちら
を。
共にワイン密造に詳しく、今回の手本とさせて頂いた。御蔭さまで大成功したことを、心より
感謝したい。