中島らもファンサイト
作家、コピーライター、ミュージシャン、役者。彼の肩書きは何だ?
誰にも真似できるわけがない人生を送り、52歳という若さで
生涯を終えた。大量のアルコール、ドラッグを浴び、多量の文章を排出した。
彼の作品を読んだことがない人が、うらやましい。宝箱を空けていない事と同じ
ようなことだから。
しかし、彼の作品を読もうとしない人は、本当にもったいない。
すぐそこに宝箱があるのに。
このファンサイトでは、僕がらもさんについて知っていることを惜しげもなく語り、中島らもがいかに天才かを伝えることができれば・・・
そんなサイトです。
バンギは大麻
いつだっただろうか。らもさんが大麻で逮捕されていたのは。もう5年ぐらい前かなぁ?もっとか。
その時はまだらもさんをそんなに知らなかったので、逮捕されたニュースを聞いてもピンとは来ていなかった。
しかしこれ、大麻で逮捕されてからの刑務所での生活を綴ったエッセイ、「牢屋でやせるダイエット」がめちゃくちゃおもしろい。
特に初めの、警官がガサ入れに来た時のやりとりがオモシロイ。なんと子供っぽい、だから笑えるし、共感できる、警察に対してのちょっとした
反抗が笑える。
俺ももし警察に捕まるようなことがあったらいろいろイタズラしてみたいなぁ。
できれば、らもさんが刑務所の中でせっせと落書きをしていた部屋(?牢屋?独房?)に入ってみたい。
どんなことが書かれているか知ってるからね。
きっとらもさんの落書きを見た人は刑務所の中での小さな楽しみになったやろうなぁ。。
浪々の身
らもさんは灘中学を8番で入学した天才である。しかもその時の感想が「世の中はやっぱり広いなぁ。まだ上に7人もいるのか」
だったというから変人である。
灘中を8番で入学したということは、日本中のその学年(150万人ぐらい?もっとかな)の中で8番目に勉強ができると言ってもいいような気がする。
というか一回全国模試で全国2位になったって、どっかの雑誌かエッセイで言ってたけど。
そのらもさんも、大学受験時は勉強がまったく出来なくなっていたらしい。神戸大学の化学の試験では、問題分の意味がわからず「おっしゃる意味がよくわかりませんが」
状態で、ほかの科目もほったらかして途中で帰ったらしい。
浪人時代も勉強はせずに遊び呆けていた。やっぱり勉強漬けだったと思われる小学校、中学校時代の反動なのかなぁ。。
でもそれくらい振り幅のある人の人生ってやっぱり面白い。
らもさんに魅かれる理由の一つである。
永遠も半ばを過ぎて
もう出版されてからは何年も経っていると思うが、僕の中ではベスト本になる。
僕が好きな三大小説は、「ガダラの豚」、「今夜、すべてのバーで」、そして「永遠も半ばを過ぎて」である。ベタかな。
でも完全にこの3つは良い。今まで3つとも読んだ人に出会ったことがないが・・・。
この3つは、いつも僕の中で好きな順位が入れ替わる。それぐらい面白い本なのだ。
でも、なんだかんだで「永遠も半ばを過ぎて」が一番の時期が長いような気がする。
まず、タイトルがいい。もう一度言ってみよう。「永遠も半ばを過ぎて」。永遠も半ばをすぎるんやなぁ。。
僕には到底思いつかない言葉である。やっぱ天才です。
この本の中で、ひとつ名台詞がある。
「淋しい?淋しいとはどういうことだ。私は知らない」
すごいセリフだと思う。
きっとみんな読めばすごいと思うと思う。と思う。
ご一読あれ!
ユリイカ
雑誌、ユリイカが中島らも特集をしていた。
渋谷パルコのLIBROをウロツイテいたら、偶然出会って見つけた瞬間買ってしまった。お金ないのに(しかも結構高い)
感想は・・・やっぱり面白かった。
買って損はなかったね。
著名人がらもさんを語る。僕は今まで知らなかったらもさんの顔を知ることができた。
やっぱり面白い人だなぁ・・・
というか変人やろ。と改めて思った。
生前にらもさんのことをもっと知っていれば、テレビに出たときとか新しい本を出版したときとかもっと楽しめたのになぁ・・
まぁ、今らもさんを知ってるんだからいいけど。
オススメ雑誌です。
いいんだぜ
作詞・作曲 中島らも
いいんだぜ いいんだぜ
いいんだぜ いいんだぜ
君がドメクラでも
ドチンバでも
小児マヒでも
どんなカタワでも
いいんだぜ
いいんだぜ
俺はいいんだぜ
全然いいんだぜ
おれがアル中でも
躁うつ病でも
おれが阿呆でも
おれが何者でも
いいんだぜ いいんだぜ
いいんだぜ いいんだぜ
いいんだぜ